しばしば二重人格のレッテルを貼られるうお座でもある。

賃貸住宅としての機能

「賃貸住宅としての機能」ってなんだろう?
そこまで遡って考えるしか出口が見えない状況です。

弊社がご相談を受ける賃貸住宅の空き室相談は、築後30年近く経過している物件が100%です。
ちなみに弊社に限らず入居斡旋に苦戦しているのは築浅物件「 以外 」の物件ですけどね。

そうです。
築浅物件もしくは新築物件以外は 苦戦しているわけです。

ただ、現在築浅、新築物件も数年後には築浅以外の物件になるんですけどね。
(新築物件が建ち続ける以上。)

弊社は賃貸物件の斡旋は賃貸専門の業者さんに100%お任せしていますので、苦戦もなにも戦場に立ち会っていませんが・・・。
(報酬についても弊社が受け取ることはありませんし。)

冒頭の「賃貸住宅としての機能」ってなんだろう?って考えると、築浅物件「 以外 」の物件は 賃貸住宅としての機能 が終わりかけているという答えにたどり着きます。

人口が増えている状態なら、その終わりも先送りにできるんですけど、人口が減っている状態では、そのゴールがドンドン近づいてきます。

要するに 住宅としての機能が終わってるわけです。
(これをオーナーさんに言うとメッチャ怒られるんですけど。)

住宅として商品棚の上に並べられて、品定めされるわけなんですが、想像しただけでキツくないですか?

もう住宅のカテゴリーに入れちゃダメなんですよ。
築浅物件「 以外 」の物件は。

「 戦う場所 」も 「 戦い方 」も変えないといけないわけです。

「 なんだよ。そこまで言うなら お前は答えを持ってんのかよ? 」
って言われそうですが、

持ってません。(キッパリ)

答えが無いことが答えだと言っておきましょう。(遠い目)

・・・対面だとパンチが飛んできそうですね。お客さんから。

ただ、ハッキリしてるのは 今の人たちはスマホでyoutubeを見るんですよ。
大人も子供も。

家族がリビングでテレビを見る時間ってドンドンなくなってるんです。

でも、賃貸物件だけじゃなくて分譲住宅も リビングに大きなテレビがある世界観で 間取りの設計がされるんですよ。
もう、そこからずれてると思いませんか?

今 空き室になっている賃貸物件の住宅としての機能は賞味期限を越えてます。
なのに 賃貸物件として市場に出してるわけです。

僕はあなたの答えを持ってませんが、僕の答えは持ってます。

それを形にするのが僕の答えです。
ただ、それはあなたの答えとは限らないんです。

そういうことだと思うんです。
答えを出すために動いて考えるしかないんです。

ただ、そのスタートラインに立つためには、冒頭の「賃貸住宅としての機能」ってなんだろう?って問いが必要になるんだと思います。


タケダタツオ

タケダタツオ不動産屋生まれの不動産屋育ち

不動産屋目線で気になったことを書いてます。 一応 不動産屋なもので。 ちなみに物件情報とかは書きません。 不動産屋が不動産の物件情報を書いてもおもしろくも何ともないんで。 その辺は 書きたい不動産屋さんにお任せしたいと思ってます。 コメント、メッセージには必ずお返事していますが、業務の関係上 遅れる場合もあることだけご了承ください。

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