美容師さんとか理容師さんって 独立前提の人ばっかりだと思ってました。
昨日のブログの続きになっちゃうんですが、手に職系のお仕事ですし、免許制でもあるんで、厳しい下積みを経験して 自分の店を持つっていうのが王道だって思ってました。
王道だと思うんですけど、そういう個人店が増えすぎですね。(汗)
いくら
初期費用が安くて済む。
コストは人件費くらい。
技術料=報酬みたいなことで、リスクが少ない。
と言われても 需要に対して供給がオーバーすると業界的にキツイでしょう。
でも、個人店も 独立前提の修行名目で従業員を雇うので それほど給料は出せない。
給料が少ないから 自分で店をしようと考える。
というエンドレスのサイクルに入ってるわけです。
美容院によっては 労働環境を整えて マネージャークラスを育成して 多店舗展開していくトコも多いみたいです。
美容師さんも生活が安定するので 定着するってのが目的みたいですが、
人は何かに不満を持つものですから、【 売り上げー経費ー人件費=オーナーの取り分 】という構造に不満を持ち出すんですね。(汗)
「 オレが店を回してて オーナーなんてたまにしかこないのに オレより取り分が多い。許せん。 」
と なっちゃうみたいなんですが・・・。
オーナーは基本的にシステムを押さえてますし、働いている人が見なくていい部分は 見せません。
というか そういう見えない部分ほど複雑なシステムを組んでるケースが多いんですね。
もしくは 特定の美容師に依存しないマニュアルを持っています。
美容師さんとオーナーさんは基本的に仕事の内容が違うので、給料の多い少ないは結局リスクをどれだけ取ってるかに影響します。
オーナーがリスクを取って 美容師さんの安定を提供してるのに オーナーの取り分が少なかったら それこそオーナーが怒ります。(汗)
というか 「 やーめた 」となりかねません。
ちなみに この間 私が行った理容店は 多分オーナー店長ではないと思います。
もし あの中に店長がいたら イライラすると思います。
マニュアル+システムで現場におまかせって感じでした。
まさに 自動販売機。
ただ 美容師の人はどうすんだろ?と少し心配になってしましました。
昨日も書きましたが かなりの数をこなしてるみたいなので 技術はかってに身に付いてると思います。
でも その延長線上に美容師としての独立起業は見えてこないでしょうね。
今のビジネスモデル(美容院)をアレンジして オーナーとして起業するなら分かりますが、その場合 資本がいります。
逆に資本を入れないとレバレッジ(てこ)が利かないんで、他と差別化ができないと思います。
あの手のモデルは もっと人を入れて 安くして 回転率を上げるという お金がかかってしょうがない競争に最終的になりますからね。
そうなった場合 有利になるのは お金があるところ。
まー。私はその業界については全くの素人なので 空想でしかありませんが、30分ほどのカット中にお店の中全体を 鏡越しに見回してたら そんな心配をしてしましました。
( 美容師さんとの会話が無いんで 空想しかすることがないですから・・・。 )
「 いかに 美容師さんをお店に定着させるか? 」って質問の答えが あのビジネスモデル(システム)だと思います。
私がこの店にこれからも通い続けるかどうかは ご想像にお任せしますが オーナー店長のお店とは 似て非なるものです。
「 カットをしてもらう 」という点では共通ですが 共通点はそこだけです。
入り口は同じでも出口が全く違うんですね。
商売で大事なのは出口です。
( 商売に限定しない大事な発想ですけどね。 )
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