分譲地によっては 建物は2階建てまでと制限している分譲地があります。
景観を保つためなどの理由を説明されますが、単純な話 45坪~50坪くらいの土地で3階建ての家を建てられると その北側や西側の土地が売れにくくなるからですね。
法的には10mまでであれば3階建ては建てることができますから。
でも、個人的には分譲地に3階建てはやめた方がいいと思いますよ。
分譲地の一番最初の区画に3階建てを建てるのは良いですが ほとんど家が建った分譲地の一番最後の区画で3階建ては厳しいですね。
まず一番最初の区画に3階建てを建てるのは売主が了解しないでしょう。(他が売れにくくなるし、その人に売らなくても新しい分譲地は売れやすいから。)
で最後の方に3階建てを建てる。これは売主が 了解する可能性は高いんですね。(売りたいから。)
で、その場合 3階建ては建てることは出来ますが その北と西の家の人は 口には出さなくても 「3階建てのせいで 日当たりが悪くなる。気分悪いな~。」と必ず思います。
この「気持ちよくありません」の積み重ねがご近所トラブルの原因になる場合が多いんです。
この「ウチが建ったあとで3階建て建てやがって・・・。」という気持ちは その人が引っ越しするか 3階建ての家が無くなるまで消えません。( どちらも基本的に不可能なので実質 消えません。 )
というわけで、生活するお客さん(施主さん)のことを考えたら、ご近所トラブルのもとになる3階建てを勧める気にはならないと思うのが普通だと思いますが、3階建ての方が建築価格が高くなるので 建築会社の立場からすると苦しい選択になりますよね。
ついでに言うと 実は3階建ては家相的にも良くないんですね。
「目立つから人の妬みを買いやすい」というのが大きな理由だそうです。
家相は科学的な根拠がある場合も多いんですが こういった村社会を前提とした 人間の感情(妬み、嫉み)というものをベースに考えられるものでもあるんです。(この辺が占いと違うところですね。)
難しいですね。中庸が良いということでしょうか。
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