「　跡継がさんで　良かったわ～。　」

「　跡継がさんで　良かったわ～。　」


お客さんと雑談しているときに　サラッと言われていました。
（私が父から言われているわけではないです。（汗））


ちなみに　これは　「　継がさなくて　結果良かった。　」というニュアンスで、

「　継がしたけど　ダメだった。　」というお話ではありません。


その業界は数年前から行政主導の規制緩和が行われた結果　市場が供給過多になったので　今回　「　各社　供給調整せよ。　」と業界内でおふれが回っているらしいです。


競争できないようにしていた世界に無理矢理競争原理を持ち込まれて既存の団体がガタガタになったので　結果　現状維持で業界を守ろうという姿勢ですね。


「　続けることが目的になった会社、団体はどんどん弱くなっていく。　」というのは世の中や歴史をみていれば分かる話なのですが、こういう団体を含め　結構多いですね。


もう　その団体の存在意義が時代と合わなくなってきてるんですから、自分たちを変えていくしかないんですけどそれができないんでしょうね。　


これ　大きい声では言えませんが、高齢の社長や会長が　「ワシがおらなあかん。生涯現役やで！！」などと言ってる会社はこういった傾向にありますね。


跡継ぎの方は　自分のしたいようにできないのでストレスがたまるようです。


「　これからは若い人の感覚でやらんとな！！　」とか言いながら　実権は跡継ぎになかなか譲らない人多いみたいですから。

経験が必要なのは分かりますが、跡継ぎの方にも経験が必要なわけなんですけどね・・・。


ちなみに冒頭のお客さんですが　現在そのお仕事は辞めて　悠々自適に暮らしています。

「　何事も引き際が肝心。　」ということを　実行されている方です。