「敷金礼金ゼロゼロ物件」の何が問題なの？

「敷金礼金ゼロゼロ物件」の被害防止の対策会議が開かれて、弁護士が無料で相談に応じるそうです。
今朝の読売新聞の社会面に載ってたので詳しくはそちらを見てもらった方がいいですが。

「家賃滞納者の鍵を無断で換えたことが　法律に反するのでやめなさい。」
「敷金礼金ゼロゼロは弱者を食い物にしている」

ということで弁護団が立ち上がったそうですが、

「そもそも　家賃を滞納しなければ何の問題もないんじゃないですか？」と思うのは私だけでしょうか？

「借主を追い出す際は　明け渡しの訴訟をしないといけない。」と書いてありますが、だいたい半年かかるその訴訟期間の家賃は誰が保証するんでしょうか？（夜逃げだと荷物撤去費用も家主持ちです。）

追い出されるとわかっている借主が家賃を払うとは思えませんし。

滞納家賃のリスクをカバーするための敷金が高すぎると　借主の負担が大変だから　敷金礼金ゼロ物件を企画してるわけで、敷金払ってくれるなら　家賃遅れたくらいで勝手に鍵換えませんって・・・。

家賃滞納＝社会的弱者＝救済って構図　無理ありますよ。
賃貸経営はボランティアと勘違いしてる感じがします。

それなら　弁護団の人たちがボランティアで賃貸物件つくって　そこに入居させればいいのに。

今朝の新聞を見て　非常に腹立たしかったですね。必死に賃貸経営のアドバイスをしている立場としては。