かしこい会社のチラシは違いますね。

「　この広告 前も見たよ～。　」という広告があります。


例えば、痔専門店の　「　ひさや大黒堂さん　」の新聞広告。

テレビ欄の下に帯で入っている広告はずーっと変わらず入っています。


痔とは無縁の私は　「　こんな広告　見て買う人いるの？　」と思ってましたが、かなり売れているそうです。


まー。売れるから　広告のスタイルを大きく変えずに　出し続けられるんでしょうね。


と、痔の話はおいといて、建築会社でもコレに似た　鉄板（　かたいの意　）広告らしき広告があります。


このチラシもずいぶん変わらず入ってますね。


見るたびに感心してしまいます。「　よくできたアイデア広告だな～。　」と

どの会社のチラシかというと。



「　積水ハイム　」さんです。

　　
『　抽選でいずれか１棟を　７８０万円で当選者１名にお譲りします。　』

という広告。


これ結構応募あるみたいですよ。


そりゃそうですよね。あの積水ハイムさんの家が７８０万円で買えるかもしれないわけですから。


ただ、

応募資格に「　建築可能な土地を持っていること。　」という条件がついています。


うーん。

ここがミソですね。


ということは　このキャンペーンは　ある意味

建築可能な土地を持っていて、家を建てたいと思っているお客さんの名簿を集めることができる広告なんですよね。


で、応募してくるということは　積水ハイムさんの建物に興味があるお客さんでしょうし。

メチャクチャ　費用対効果が高いと思います。


「　今回ははずれましたけど　こんなプランありますよ。　」と継続的に　ＤＭなどで営業できるわけですからね。
（　住所もおさえてますからね。　）

何年も前から　変わらず入っているチラシですから　効果はあるんだと思います。


こういう広告こそ　本当の意味で広告だと思います。


で

家が売れるから　お客さんへのサービスの質も向上する　→　また売れる。　

という最高のサイクルに入っているみたいですし。


積水ハイムさんの家　ホントよく見ますからね。

頭のいい会社は商品力だけじゃないんですね。


いい商品だけ作っていたら　自然と売れる。というもの一つの考えでしょうけど、知ってもらう努力もしないと　それはギャンブルでしかないですからね。


同業であれ異業種であれ　かしこい会社の戦略は参考になります。

というか「　刺激になる。　」の方が正しいですね。

参考にできるほど　こちらのスキルは高くないので・・・。（苦笑）