しばしば二重人格のレッテルを貼られるうお座でもある。

逆に 安心できる買物。

「 所有者が破産した物件なんて大丈夫かいな? 」という不安を持つ人は多いです。


「 そんな物件を買って後でややこしい人が出てきたりしないの?」とか

「 ちゃんと 所有権移転ができるの? 」といった不安が大きいみたいですが、


そういった調整をするためにいろんなプロがいるわけで、ミナミの帝王の世界に引きずり込まれそうな物件は調査の段階で 深入りしません。
(そんな物件めったにないですけどね。)


ちなみに競売物件は 当社が出る幕のない案件なので 基本的にお取り扱いしていません。
(自分が落札する場合は別ですが、その場合は個人で入札するので、会社は関係ないですね。)


じゃ どういった案件に当社が参加するかというと。


破産管財人が管理している 任意売却を前提とした物件です。


カンタンにいうと 所有者が破産してから 所有物件が競売になる前の状態の物件です。


漢字が多くて イヤになりますね・・・。

えーっと 競売になる前の物件です。
(すごいカンタンに言いましたが・・・。)


ちなみに 「 競売前の物件なら競売より安く買えるんじゃないか? 」とお思いの人も多いですが、そんなこともありません。


物件の相場確認のため、破産管財人が不動産会社(複数社)に査定見積もりを出すので、基本的には相場が基準となります。


当社も 破産管財人に激安の指値( 無謀ともいえる )をしたことがありますが、


「 えー。査定金額より低い指し値をされても 債権者を納得させる根拠がないので無理です。 」と軽く一蹴されてしまいました。


ちなみに 破産管財人は 裁判所が選任した弁護士が担当するのですが、基本的に冗談は通じません。(苦笑)


逆に 「 この物件の場合 最低でもこの金額でないと債権者に納得してもらうことが出来ません。 」と言われてしまいます。


債権者とすれば、競売になる前に売却すれば、回収金額が増える。という思惑のなかで交渉に応じますから 当たり前といえば当たり前ですけどね。


物件の調査は不動産会社の仕事ですが、債権者との交渉など売主側の仕事は破産管財人(弁護士)がしてくれるので 売主が法律のプロということで逆に安心なんですけどね。(物件の状態にもよりますが。)


ちなみに 瑕疵担保はつきませんので 【 現状渡し 】 になります。

権利関係については整理して買主さんに売却しますが、物件については自己判断で。というスタンスですね。


あと 任意売買(管財物件)といっても 破産管財人から依頼を受けた不動産会社がチラシで販売募集をしているケースが多いので、気になる物件の資料請求をしたら 管財物件だった。というケースはめずらしくないですよ。


いずれにしても

「 裁判所と債権者の同意がなければ 白紙になります。 」という停止条件を付けた契約になるので、物件が気に入れば 安心できる買い物だと思います。

タケダタツオ

タケダタツオ不動産屋生まれの不動産屋育ち

不動産屋目線で気になったことを書いてます。 一応 不動産屋なもので。 ちなみに物件情報とかは書きません。 不動産屋が不動産の物件情報を書いてもおもしろくも何ともないんで。 その辺は 書きたい不動産屋さんにお任せしたいと思ってます。 コメント、メッセージには必ずお返事していますが、業務の関係上 遅れる場合もあることだけご了承ください。

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